精神障がいのこと

 

精神障がい
のこと

 

統合失調症やうつ病などの精神疾患は、複雑化した現代社会の中では、誰もが罹りうる病気です。多くは回復後も長い期間服薬を継続するため、体が重い、疲れやすいなど、「生活のしづらさ」の障がいを抱えてしまう人もいます。病気と障がいをあわせもつため、社会生活を送るには、医療面、福祉面での支援が必要となります。

しかし、精神障がいは、長い間、病気として扱われていたため、身体障がい、知的障がいに比べ福祉施策等の支援策が大幅に遅れています。

新座市にあっても、精神障がい者が地域社会の一員として、自分らしく生活できる環境づくりのために、行政はじめ関係者の努力が続けられていますが、まだまだ多くの課題が残されているのが実状です。

 

うつ病とはどのような病気ですか?

 

うつ病とは
どのような病気ですか?

 

わかりやすく言うと、心が疲れたために、気分がゆううつで元気が出ない状態が続く(普通2週間以上の場合を「うつ状態」と言います。心理的原因だけでなく、身体的病気でもうつ状態になります。うつ状態が現れる病気を「うつ病」と呼んでいます。

うつ状態の反対で、元気がありすぎる状態を「躁状態」と言います。同じ患者さんがうつ状態になったり躁状態になったりと両方の気分変化を示すこともあります。このようなタイプは、最近はうつ病と呼ばずに、例えば「双極性障害」と呼ぶことが多いようです。これらを含めた全体を、以前は「躁うつ病」と呼びましたが、近頃は「気分障害」や「感情障害」といった用語がよく使われます。

(やさしいうつ病・うつ状態ハンドブック 日本精神神経学会「精神分裂の呼称変更委員会」作成 から転載)

 

家族にできることはなんでしょうか?

 

家族にできることは
なんでしょうか?

 

ゆっくりと療養できる環境を作ることです。そして医療機関への定期的通院ができるよう配慮することです。患者さんは自分が何もできなくなったことに罪悪感をもっています。患者さんのためによかれと思って、励ましすぎたり、責めたり、焦らせることは禁物です。かえって病状を悪化させることになります。暖かく見守ることです。

必要に応じて職場や医療機関との橋渡しが必要になるかもしれません。状態に応じて患者さんの了解を得ながらその役割を取るとよいでしょう。

うつ病も体の病気と同じで、治療によって回復するものですから、服薬をきちんとすることが大切です。

回復する過程で、時としてうつ状態が悪化したりすることもありますが、必ずまたよくなることを知っておきましょう。そして、患者さんが回復したときには、時として自殺の試みをすることがありますので、注意して見守る必要があります。

(やさしいうつ病・うつ状態ハンドブック 日本精神神経学会「精神分裂の呼称変更委員会」作成 から転載)

 

統合失調症とは?

 

統合失調症
とは?

 

次のような特徴を持った精神障がいのひとつです。

①統合失調症とは、直接の原因がないのに考えや気持ちがまとまりにくくなり、そのために本人が困難や苦痛を感じたり、回復のために治療や援助を必要とする状態を指します。実際には、いくつかの異なった病気の集まりであろうといわれています。失調と言うのは、一時的に調子を崩したという意味で、回復の可能性を示します。

②根本的な原因はまだわかっていませんが、何らかの脳の機能異常と心理社会的なストレスなどの相互作用が関係すると考えられています。

③16歳から40歳くらいまでの比較的若い世代に起きやすく、一生の間にこうした状態になる率は、およそ100人に1人とされています。

 

 

④まとまりきれない心の内容が、現実とは異なった形を取り、幻覚や妄想となることがあります。これは脳内の情報伝達物質がバランスを失ったためで、その多くは薬が効きます。幻覚や妄想は、他の病気にも見られるものです。

⑤薬や心理社会的な介入による新しい治療法が普及し、社会参加をめざしたリハビリテーションも進歩しました。早期に適切な治療を行うことによって、今では多くの患者さんが回復し、社会参加しています。ただ、一部には疲れやすさや神経の敏感さが残ることもあります。

⑥どうやって社会参加を支援していくのかということが、これからの課題です。そのためには、心ない偏見を無くしていくことが重要です。

(やさしいうつ病・うつ状態ハンドブック 日本精神神経学会「精神分裂の呼称変更委員会」作成 から転載)

 

統合失調症は、治療可能な病気です。

 

統合失調症は、
治療可能な病気です。

 

近年、病気に対する研究の進歩、さまざまな治療薬の開発により、この病気の治療は飛躍的に進歩しています。

・精神疾患の一つで、不治の怖い病気ではありません。

・薬によって治療可能です。

・最近では、入院(治療)だけでなく通院で治療可能な場合もあります。

統合失調症にかかっても、早期に専門医の適切な治療を受ければ、多くの患者さんは社会生活に復帰することができます。

(やさしいうつ病・うつ状態ハンドブック 日本精神神経学会「精神分裂の呼称変更委員会」作成 から転載)